内容は、どこにでもある特許制度の概要と弁理士からのアドバイス本。
見るべきところは、当初の研究開発者との対話の中からいかに特許をだすことが重要かという対話ぐらい。
研究開発プロフェッショナルのためというなら、
新規性と進歩性をどうやって出していくか…
請求項と実施例のサポートをどう対応させていくか…
という議論をやるべきであろうが、
そこが他本と同じレベルで、
研究開発者にはあまり参考にならないであろう。
あくまで特許を出したことがまだない・少ないとヒトが、特許を出せと急に言われたので
どこから勉強しようか…という時に読む本という位置づけでしょうか。
この本がタイトルのように「研究開発プロのため」にならなかった最大の要因は、
対話において、せっかく、研究者が
自分の発明書が出願にならなかったことがあったのだが、その理由が当時はわからなかった。
今見ると、こういうところが不足で…それが最初はわからなくて、、、、
という話をしているのに、そこをフォローするような話がインタビュー中にも本文中にもないことでしょうね。
それとも、その研究者のいう「最近は【教えすぎ】の弊害がでている」という意志に沿っているつもりなのか。
だったらそもそも本なんてださなきゃいいのに。
案外、著者は上記の研究開発プロの重要な示唆が、雑談レベルとしか認識できなかったんじゃないの?

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研究開発プロフェッショナルのための発明バイブル 単行本 – 2011/1/1
発明はどのようにすれば生まれるのでしょうか? どのような発明の価値が高いのでしょうか?
本書では、長年に渡って研究開発に従事した経験を持つ弁理士と、400件以上の特許を取得した元技術者が、研究開発者の視点に立って、発明や特許制度について簡単にわかるように解説しています。
発明の創出から特許の取得までの勘どころ・・・早く知っていたら、もっと特許を取れたのに!
研究開発者向けに書いた本ですが、技術の知識がなくても楽しくお読みいただけます。研究開発者を部下に持つ方、知財部門の方、弁理士を目指している方、特許についての薀蓄(うんちく)を語りたい方にも役立つ一冊です。
本書では、長年に渡って研究開発に従事した経験を持つ弁理士と、400件以上の特許を取得した元技術者が、研究開発者の視点に立って、発明や特許制度について簡単にわかるように解説しています。
発明の創出から特許の取得までの勘どころ・・・早く知っていたら、もっと特許を取れたのに!
研究開発者向けに書いた本ですが、技術の知識がなくても楽しくお読みいただけます。研究開発者を部下に持つ方、知財部門の方、弁理士を目指している方、特許についての薀蓄(うんちく)を語りたい方にも役立つ一冊です。
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社発明協会
- 発売日2011/1/1
- ISBN-104827109834
- ISBN-13978-4827109832
商品の説明
著者について
泉 通博
1964年 愛媛県松山市に生まれる
1983年 愛光高等学校卒業
1987年 東京大学工学部電気工学科卒業
1987年 キヤノン株式会社入社
1993年 カリフォルニア工科大学電気工学科修士課程修了
2008年 RYUKA国際特許事務所入社
2010年 弁理士登録
2011年 創光国際特許事務所設立
[主な著作]
「人生をプロジェクトマネジメントしよう!」、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2005年
「テレワーカーのための知的財産権入門」、テレワーク学会誌、2010年(連載中)
吉田武弘
1980年 慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業
1980年 キヤノン株式会社入社
2000年 製品チーフを担当したFAX/COPY複合機が、社団法人 日本機械工業連合会 日本機械工業連合会会長賞を受賞
2000年〜2005年 通信機械工業会カラーファクシミリ分科会主査
2002年、2003年 カラーファクシミリ分科会からITU−TでのカラーFAXの標準化に関する寄書を提案
[主な著作]
「JPEGカラーファクシミリの国際勧告と相互接続試験」画像電子学会誌第34巻第1号技術解説(2005年1月)(カラーファクシミリ分科会メンバーと共著)
[特許登録数]
2010年10月現在 421件(日本)、236件(米国)、70件(EP)、3件(韓国)、11件(中国)、56件(ドイツ)、15件(スペイン)、2件(フランス)、8件(イギリス)
1964年 愛媛県松山市に生まれる
1983年 愛光高等学校卒業
1987年 東京大学工学部電気工学科卒業
1987年 キヤノン株式会社入社
1993年 カリフォルニア工科大学電気工学科修士課程修了
2008年 RYUKA国際特許事務所入社
2010年 弁理士登録
2011年 創光国際特許事務所設立
[主な著作]
「人生をプロジェクトマネジメントしよう!」、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2005年
「テレワーカーのための知的財産権入門」、テレワーク学会誌、2010年(連載中)
吉田武弘
1980年 慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業
1980年 キヤノン株式会社入社
2000年 製品チーフを担当したFAX/COPY複合機が、社団法人 日本機械工業連合会 日本機械工業連合会会長賞を受賞
2000年〜2005年 通信機械工業会カラーファクシミリ分科会主査
2002年、2003年 カラーファクシミリ分科会からITU−TでのカラーFAXの標準化に関する寄書を提案
[主な著作]
「JPEGカラーファクシミリの国際勧告と相互接続試験」画像電子学会誌第34巻第1号技術解説(2005年1月)(カラーファクシミリ分科会メンバーと共著)
[特許登録数]
2010年10月現在 421件(日本)、236件(米国)、70件(EP)、3件(韓国)、11件(中国)、56件(ドイツ)、15件(スペイン)、2件(フランス)、8件(イギリス)
登録情報
- 出版社 : 発明協会 (2011/1/1)
- 発売日 : 2011/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4827109834
- ISBN-13 : 978-4827109832
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,010,983位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
研究開発と共に知財管理も行う職務に居りますが、
特許における明細書の書き方の具体的なノウハウ的な内容などを期待致しましたが、
法律面からのアプローチでの記載が多めで、非常に参考になるのですが、
それ以上は行かない感が有りました。
もっとかゆい所に手が届くものが欲しかったですが、
当方個人的には残念ながら、そこまで行きませんでした。。
市販する本の内容はここまでが限界なのかもしれませんが。
特許における明細書の書き方の具体的なノウハウ的な内容などを期待致しましたが、
法律面からのアプローチでの記載が多めで、非常に参考になるのですが、
それ以上は行かない感が有りました。
もっとかゆい所に手が届くものが欲しかったですが、
当方個人的には残念ながら、そこまで行きませんでした。。
市販する本の内容はここまでが限界なのかもしれませんが。
2011年2月7日に日本でレビュー済み
「研究開発に忙しく、特許出願する余裕は無い」
「特許提案のノルマがあるから面倒くさいと思いつつ発明提案をしている」
「なぜ特許の権利化をする必要があるのか、いまいち理解できない」
「特許は技術開発競争を阻害するものだ」
と思っている研究者・開発者の方々に、本書をぜひご一読頂きたい。
本書は、特許とは何か、特許はなぜ必要か、という点から始まり、
日本の特許制度について丁寧に解説されているのだが、本書が他の
入門本と異なるのは、上記のような考え、悩みを抱えている研究開発者に対して、
語りかけるように特許の意味・本質を繰り返し説いている点である。
これは、現在は特許事務所で日夜発明の発掘・権利化に携わっている弁理士の筆者が、
開発者だった時代に研究開発者の抱えている特許に対する疑問や想いを身をもって体験し、
理解しているからこそであろう。
技術立国を標榜している日本が世界の中で生き残っていくために、筆者は特許の意味や価値、
そして何よりも危機感を、一人でも多くの“研究開発者同士”と共有し、
日本の貴重な財産を共に築いていきたいという強いメッセージを本書から静かに発信している。
世界的企業同士の特許訴訟や特許権の売買といった、華々しい(?)一面だけが
とかくクローズアップされがちではあるが、本書は、読者の目を引く特許の派手な面は
極力排除して、研究開発者の特許実務に則した必要十分な情報をわかりやすく伝えることに
特化しており、その点も好感が持てる。
経済はもちろん、技術開発もグローバル化している現代においては、海外への特許出願は
日本への特許出願と同じかそれ以上に重要である。海外への特許出願についての初歩的な
内容もあるとなお好適であっただろう。次作に期待したい。
なお、本書は知的財産部門に所属してまだ日が浅い方々にとっても有益な内容である。
「特許なんて興味ないし、研究開発が忙しいので特許を出す時間が無い」と言っている
自社の研究開発者の意識と行動を変えるには、知的財産部門に所属する者の知識と熱意が
何よりも大切であるのだから。
「特許提案のノルマがあるから面倒くさいと思いつつ発明提案をしている」
「なぜ特許の権利化をする必要があるのか、いまいち理解できない」
「特許は技術開発競争を阻害するものだ」
と思っている研究者・開発者の方々に、本書をぜひご一読頂きたい。
本書は、特許とは何か、特許はなぜ必要か、という点から始まり、
日本の特許制度について丁寧に解説されているのだが、本書が他の
入門本と異なるのは、上記のような考え、悩みを抱えている研究開発者に対して、
語りかけるように特許の意味・本質を繰り返し説いている点である。
これは、現在は特許事務所で日夜発明の発掘・権利化に携わっている弁理士の筆者が、
開発者だった時代に研究開発者の抱えている特許に対する疑問や想いを身をもって体験し、
理解しているからこそであろう。
技術立国を標榜している日本が世界の中で生き残っていくために、筆者は特許の意味や価値、
そして何よりも危機感を、一人でも多くの“研究開発者同士”と共有し、
日本の貴重な財産を共に築いていきたいという強いメッセージを本書から静かに発信している。
世界的企業同士の特許訴訟や特許権の売買といった、華々しい(?)一面だけが
とかくクローズアップされがちではあるが、本書は、読者の目を引く特許の派手な面は
極力排除して、研究開発者の特許実務に則した必要十分な情報をわかりやすく伝えることに
特化しており、その点も好感が持てる。
経済はもちろん、技術開発もグローバル化している現代においては、海外への特許出願は
日本への特許出願と同じかそれ以上に重要である。海外への特許出願についての初歩的な
内容もあるとなお好適であっただろう。次作に期待したい。
なお、本書は知的財産部門に所属してまだ日が浅い方々にとっても有益な内容である。
「特許なんて興味ないし、研究開発が忙しいので特許を出す時間が無い」と言っている
自社の研究開発者の意識と行動を変えるには、知的財産部門に所属する者の知識と熱意が
何よりも大切であるのだから。
2011年1月21日に日本でレビュー済み
特許は単なる「アイデアのメモ」ではない。
どんなに優れた技術であっても、しかるべき特許化の知識と技術がないと権利として保有することはできない。
また、ひとつのちっぽけなアイデアであっても、特許化のプロセスで、
その本質を深く考察することによって、より本質的な知見に至ることができる。
つまり「アイデア+特許化技術」があってこそ真に有効な権利を確保することができる。
本書は、特許が強いと言われている企業での特許経験を数多く積んだ二人の著者が、
その経験と技術を明らかにしている、貴重なノウハウ本である。
対談から入る本書の内容は、初心者でも読みやすく書かれている。
かといって、会社に入って5年以上のエンジニアが読んで簡単すぎるということもない。
明細書の書き方は、長年会社に勤めた人でも、充分な技術を持ち合わせているとは言えない。
そこには、権利の剣先を磨き、光らせ、より大きく強い鉾先に育ててゆくための、
強い思考力と、忍耐力が必要であるからだ。
本書を特に入社5年以内の若手のエンジニアに薦めるが、
同時に長年漫然と明細書を書き続けてきたベテランのエンジニアにも薦めたい。
本書にも記載があるが、今や中国が日本より多くの特許を登録させている。
日本は国を挙げて、技術力と特許提案力を育て、技術を権利としてしっかり資産化してゆきたいものである。
どんなに優れた技術であっても、しかるべき特許化の知識と技術がないと権利として保有することはできない。
また、ひとつのちっぽけなアイデアであっても、特許化のプロセスで、
その本質を深く考察することによって、より本質的な知見に至ることができる。
つまり「アイデア+特許化技術」があってこそ真に有効な権利を確保することができる。
本書は、特許が強いと言われている企業での特許経験を数多く積んだ二人の著者が、
その経験と技術を明らかにしている、貴重なノウハウ本である。
対談から入る本書の内容は、初心者でも読みやすく書かれている。
かといって、会社に入って5年以上のエンジニアが読んで簡単すぎるということもない。
明細書の書き方は、長年会社に勤めた人でも、充分な技術を持ち合わせているとは言えない。
そこには、権利の剣先を磨き、光らせ、より大きく強い鉾先に育ててゆくための、
強い思考力と、忍耐力が必要であるからだ。
本書を特に入社5年以内の若手のエンジニアに薦めるが、
同時に長年漫然と明細書を書き続けてきたベテランのエンジニアにも薦めたい。
本書にも記載があるが、今や中国が日本より多くの特許を登録させている。
日本は国を挙げて、技術力と特許提案力を育て、技術を権利としてしっかり資産化してゆきたいものである。
2011年11月8日に日本でレビュー済み
日頃、特許を書く際に教わってきたこと、考え方が先輩から教わるように書かれている実際的な参考書である。入社数年程度の若手の企業開発者にオススメ。
月1報の特許出願を自らノルマに課した著者の気の持ち方は参考になる。
ただ、月1報以上のペースで特許出願することを支える、アイディアを出し、そのアイディアを検証し、比較例との優位性を検証する作業を継続することは、特許だけを目的としない通常の製品開発業務の中で行うことはかなり無理もあるように感じる。話がアイディアの発想から、実施例に記載するためのデータ取得/検証作業を通り越して、すぐに請求項に書きくだせるという表現に結びつく感覚に少し危うさを感じた。
月1報の特許出願を自らノルマに課した著者の気の持ち方は参考になる。
ただ、月1報以上のペースで特許出願することを支える、アイディアを出し、そのアイディアを検証し、比較例との優位性を検証する作業を継続することは、特許だけを目的としない通常の製品開発業務の中で行うことはかなり無理もあるように感じる。話がアイディアの発想から、実施例に記載するためのデータ取得/検証作業を通り越して、すぐに請求項に書きくだせるという表現に結びつく感覚に少し危うさを感じた。
2011年1月10日に日本でレビュー済み
特許制度の基本、発明の創出から権利化までを時間軸に沿って解説されている。
本書を読んで特許制度の理解を深めることにより
どのようなアイデアが価値の高い発明になり得るかを知ることができる。
説明は丁寧であり、非常に理解しやすい。
また、随所に図面で説明を補足し、各章毎にポイントがまとめられていることも
内容の理解を助けてくれる。
開発業務に従事している私自身、発明提案を行っているが
感じていた疑問に明確に答えを導いてくれる。
本書によって、より多くの良い提案を行うためにも
特許制度の基本を知ることの大切さを気づかされた。
本書は私のような研究開発者は勿論、知財部門の方、これから特許に携わるような方にも
お奨めしたい良書である。
タイトル通り、発明バイブルとして活用したい。
本書を読んで特許制度の理解を深めることにより
どのようなアイデアが価値の高い発明になり得るかを知ることができる。
説明は丁寧であり、非常に理解しやすい。
また、随所に図面で説明を補足し、各章毎にポイントがまとめられていることも
内容の理解を助けてくれる。
開発業務に従事している私自身、発明提案を行っているが
感じていた疑問に明確に答えを導いてくれる。
本書によって、より多くの良い提案を行うためにも
特許制度の基本を知ることの大切さを気づかされた。
本書は私のような研究開発者は勿論、知財部門の方、これから特許に携わるような方にも
お奨めしたい良書である。
タイトル通り、発明バイブルとして活用したい。
2011年1月8日に日本でレビュー済み
「発明バイブル」とはかなり思い切ったタイトルだと感じたが、読者の期待に答えた良書といってよい。
冒頭の第1部では企業の先輩にインタビューする形で発明と研究開発と特許の世界へ誘導しながら、対談のさわやかさも手伝い本論の第2部へと読者を導いている。
第2部の第1章から第7章までは特許制度のポイントをほぼ網羅しており、目次項目はすべて質問形式をとり、それに答える形で進められている。
実務の専門家でなければ正確に理解することが難しいところを、平易な言葉を選びながらかつどのように考えるかの視点も加え、論点も整理されて説明されている。
巻末に参考文献の紹介がほしかった点はあるが・・・。
筆者の姿勢は、特許法を解説するといった形を避け、発明から特許までを誰にもわかる言葉で説明したい、かつ正確に伝えたい、ということだろう。その意図はほぼ成功しており、研究開発者時代の蓄積と力量が感じられる。
「まえがき」で筆者は弁理士として実務に入ってから「研究開発者のうちにもっと特許のことを知っていたら・・・」と述べているのだが、「研究開発のプロフェッショナルのための」という副題がついているはその思いからだろう。
同時にこの本は、若き研究者のみならず知財の周辺業務、翻訳や調査などの仕事をする人たちにもお勧めできる本だ。
今後多くの明細書を読込む作業をする人達にとっても、明細書の起草者がどんな思いをして明細書を書いているかを理解するにも役立つ。
冒頭の第1部では企業の先輩にインタビューする形で発明と研究開発と特許の世界へ誘導しながら、対談のさわやかさも手伝い本論の第2部へと読者を導いている。
第2部の第1章から第7章までは特許制度のポイントをほぼ網羅しており、目次項目はすべて質問形式をとり、それに答える形で進められている。
実務の専門家でなければ正確に理解することが難しいところを、平易な言葉を選びながらかつどのように考えるかの視点も加え、論点も整理されて説明されている。
巻末に参考文献の紹介がほしかった点はあるが・・・。
筆者の姿勢は、特許法を解説するといった形を避け、発明から特許までを誰にもわかる言葉で説明したい、かつ正確に伝えたい、ということだろう。その意図はほぼ成功しており、研究開発者時代の蓄積と力量が感じられる。
「まえがき」で筆者は弁理士として実務に入ってから「研究開発者のうちにもっと特許のことを知っていたら・・・」と述べているのだが、「研究開発のプロフェッショナルのための」という副題がついているはその思いからだろう。
同時にこの本は、若き研究者のみならず知財の周辺業務、翻訳や調査などの仕事をする人たちにもお勧めできる本だ。
今後多くの明細書を読込む作業をする人達にとっても、明細書の起草者がどんな思いをして明細書を書いているかを理解するにも役立つ。
2011年3月5日に日本でレビュー済み
私は特許は数件出したことがある程度で、初心者の類ですが、
ちょうど、そのくらいの人のための本かな、といった感じでした。
わかりやすい例がちりばめてあり、
理解するのにとても効果的です。
元の会社の先輩との対談を最初に持ってきたことも、
本を読み進めやすい要因となっています。
確かに、タイトル通り、バイブルになりうると思います。
いっそのこと、英訳して海外で売れば、評判になるのではないでしょうか。
ちょうど、そのくらいの人のための本かな、といった感じでした。
わかりやすい例がちりばめてあり、
理解するのにとても効果的です。
元の会社の先輩との対談を最初に持ってきたことも、
本を読み進めやすい要因となっています。
確かに、タイトル通り、バイブルになりうると思います。
いっそのこと、英訳して海外で売れば、評判になるのではないでしょうか。